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教師を育て、音楽授業を創造する場 Japan Association for the Study of School Music Education Practice

刊行物


日本学校音楽教育実践学会機関誌


『学校音楽教育研究』2008 Vol.12                            

目  次
 課題研究

はじめに −本紀要の概要−
  課題研究、プロジェクトJ、授業づくりプロジェクト、個人研究、原著論文の説明 (斉藤百合子)

課題研究
  音楽科カリキュラムと授業実践の国際比較研究 その2  (澤田篤子・趙泳培・中村美雪・出石智佳子・
 堀 野由)

プロジェクトJ
 T音楽の生成をねらいにした授業構成 (松本絵美子・竹山みどり・坂倉理恵・吉見美奈子・佐藤晴美・
 寺田己保子)

授業づくりプロジェクト
 T子どもが歌いたくなる合唱指導の方法 (西園芳信・小椋里美・川畑啓子)
 U「特別支援学校」になって、音楽の授業はどう変わるのか (田中龍三・山田俊之・前田奈美)

個人研究
T 表現活動の展開
 1 歌唱・合唱の指導  (寺尾正)
    小学校における<合唱>導入の実践的研究  (高野敦)
    合唱指導における声を聴き合う姿勢と隊形との関係−4年生での二部合唱の導入−  (椿本恵子)
    合唱授業における技能指導の位置づけ  (森山ちさと)
    歌詞の解釈に焦点をあてた歌唱指導に関する一考察  (松川佳子)
2 表現活動における身体表現 
    曲の感じに合った身体表現の工夫−「かもつれっしゃ」の実践を通して−  (吉山礼子)
    身体表現としての指揮的表現と楽曲のかかわり方との相互作用  (手塚悦子)
    中学校における身体表現の実際−指揮的表現による鑑賞の授業−  (桑原章寧)
3 クラブにおける音楽活動  (神原陸男)
    中学校吹奏楽部における冬期練習の動機づけのあり方(齊藤忠彦)
    高校生の部活動にみる音楽文化形成−女子生徒の音楽活動を中心に−  (笹野恵理子・野垣内菜穂)

U 教材の働きと授業の展開
1 コミュニケ−ションに注目した授業実践  (長野純子)
   音楽授業における音によるコミュニケ−ションの方法  (根来育子)
   ドラマ科の授業を通して育てる音楽科授業でのコミュニケ−ション力  (田中龍三)
   鍵盤初学者のための学習意欲を高めるグル−プアンサンブルの自主学習プログラム開発  (島川香織)
   音楽によるコミュニケ−ションの成立をめざした歌唱指導の構想  (長島真人)
2 わらべ歌や民謡を教材とする授業実践  (頃安利秀)
   わらべ歌を教材とした歌唱指導の実践−小学校中学年の指導内容に着目して−  (清水美穂)
   生活から学習への発展を具体化する音楽授業構成の視点(西條友香)
   尺八と箏のアンサンブル教材の開発−わらべうたや民謡を素材にして−  (西園芳信・遠藤綾子)
3 音楽授業と特別支援  (藤沢章彦)
   特別な教育的支援を必要とする児童の音楽教育法  (平田千秋)
   視覚障害児における音楽科教育について (成瀬朋子)
   「通常学級における統合教育から見えるもの」  (山本真弓)
4 重度障害児に対する音楽授業  (古川正巳)
   重度知的障害児における身体表現をともなった鑑賞授業の成立要件  (小原有貴)
   重度重複障害児の音楽療法的視点を取り入れた音楽科の指導  (関原彩子)

V 音楽経験と認識
1 音楽の認識とイメ−ジ  (桂直美)
   音楽科教育における読譜指導の意義と実践構想−「音の視覚化」に着目して−  (吉田真未)
   「3度下ハモリ」をテ−マにした学習の可能性  (吉村治広)
   音楽授業実践における「イメ−ジの広がり・深まり」の実態と構造  (渡部尚子)
   音楽経験の発展における知覚・感受・技能の相互関連の様相  (衛藤晶子)
   音積(音の積み重ね)が生み出す情動的表出−「認知的不協和の理論」に着目して− (田畑八郎)
2 伝統音楽による学び  (兼平佳枝)
   和太鼓を中心とした郷土の伝統音楽を素材とした創作活動に関する実践的研究  (齊藤淳子)
   指導内容を明確にした《雅楽「越天楽」》の題材が育てる学力  (高橋澄代)
3 諸民族の音楽による学び  (権藤敦子)
   小学校低学年における音楽の文化的側面の扱い  (小川由美)
   音楽科学生のジャワ島・ガムラン音楽受容へのアプロ−チの様相  (橋本龍雄)
4 幼児の発達と音楽経験  (佐野美奈)
   乳幼児の発達と音楽活動について  (太田恵)
   幼児の日常生活にみられるコミュニケ−ションとしての音楽的表現  (矢部朋子)
   伝統芸能が幼児の認知的な発達に与える影響についての一考察  (香曽我部琢)

W 指導内容とカリキュラム
1 「つくる」ことへのアプロ−チ(東真理子)
   表現の原理によるふしづくりのカリキュラム・プログラム開発−低学年の場合−(井上薫)
   「ふしづくり」と「音楽づくり」をつなぐ創造性の系譜について(松永洋介)
   創造的音楽づくりに関する一考察 −W.L.カ−ンのCMMを中心に−(菅野道夫)
2 音楽科カリキュラム再考(古山典子)
   子どもがデザインし自ら展開する授業カリキュラム−学芸大世田谷小の理念とその実際− (中山真理)
   数学から考える音楽科教育−指導内容の系統性に注目して− (松下行馬)
   保育現場における音楽実践と新傾向の現状(立本千寿子)
   幼小における音楽教育の方法原理の比較−シルバ−パ−デット『Music』の分析を通して−(斉藤百合子 )
3 上演に向かう音楽学習(伊野義博)
   能動的な音楽表現を考える No.4−短大における舞台発表の実践を通して−  (牧野利子)
   生成アプロ−チ「和の響きコンサ−ト」と「三重の子供と日本の歌」−生み出す新しい響き−  (橋本悦子)
4 音楽学習における総合化へのアプロ−チ  (酒井美恵子)
   小学校低学年における音読劇から音楽劇への発展過程(松宮陽子)
   音楽科とクロスした総合的な学習の実践−「楽器名人に学ぼう」小学校3年生−  (仲朋子)
   総合的な学習における音楽科の関わり−「ソ−ラン」の取り組みを通して−  (竹内悦子)
   総合表現活動のもたらすもの−小・中学校における実践事例を通して−  (時得紀子)
5 教員養成における音楽学習プログラムの開発  (中島卓郎)
   音楽科における初等教育教員養成プログラムの検討  (高見仁志)
   教員養成における「謡曲」学習プログラムの実践効果に関する考察  (尾藤弥生)
   教員養成課程における日本伝統音楽の指導法の研究−自文化の発信力に着目して−  (坂本暁美)
   教員養成校における「ピアノ実技」曲目再考とその試案  (木暮朋佳)

X 音楽科の評価
   音楽学習と評価  (小峰和則)
   音楽科学習における児童の充実感・満足感とは何か  (桝田祐子)
   自己評価と相互評価による学習成果の向上−高等学校音楽科の授業を対象として−  (増井知世子)
   日中小学校音楽教科書の比較研究(2)−教科書に求められる評価の在り方を中心に−  (董芳勝)

原著論文
分節化という観点からみた構成的音楽表現におけるイメ−ジの発展過程  (渡辺尚子)
知的障害児における歌唱教材によるリズム同期の分析  (齋藤一雄)
演劇活動の導入による総合的な音楽アプロ−チ・筋ジストロフィの高等部生徒による音楽表現活動 (尾崎祐司)
ディスカッションによる歌唱曲の伴奏付けの学習過程を通した創作的表現の「形成」のメカニズム  (島川香織)
わらべ歌を学習へ発展させる授業構成の視点  (西條友香)

ラウンドテーブル報告 
T 音楽授業の中で郷土の音楽をどう扱うか  (小島律子)
U 日本伝統音楽の授業において「六段」をどう扱うか  (尾藤弥生)
V 音楽づくりの授業において、創作領域と鑑賞領域の関連をどう図ればよいのか  (溝口希久生)
W 鑑賞授業における評価方法としての「批評」の扱い方  (池上香苗)
X いろいろな障害のある子どもに対し、楽器活動をどのように行うか  (齋藤一雄)
Y 管理職は音楽教師のスキルアップにどのような視点を求めているか  (神原陸男)
Z 幼稚園・保育園で習った歌は、小学校の授業とどう関連するか  (阪井恵)

ワークショップ報告
 現代音楽の教材開発−その2−「西村朗作品の魅力を子どもたちに」  (鈴木告子)

図書紹介
   『学校のためのモ−ツァルト −歌う・演奏する・動く・つくる−』  (若宮由美)
   『西村朗と吉松隆のクラシック大作曲家診断』  (黒田ひとみ)

海外教育事情

   ギリシャでの音楽教育における文化的アイデンティティの探究  (小島律子)
   米国カリフォルニア州のカリキュラムと授業実践  (宮下俊也)

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