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教師を育て、音楽授業を創造する場 Japan Association for the Study of School Music Education Practice

学会案内

 

四国

第16回 四国支部例会

〇日時:令和6年3月9日(土)13:00~ 対面開催
〇場所:鳴門教育大学(徳島県鳴門市鳴門町高島中島748)D 棟(芸術棟)2階、D201
〇内容 【模擬授業、実践報告】
    【参加型教材実験プロジェクト検討】 

第15回 四国支部例会
1 日時 2022年2月11日(金)13:30~16:30
2 zoomによるオンラインで開催
3 参加者 小学校5名 中学校1名 高等学校1名 大学院生1名 大学3名
4 内容
 ①授業実践報告
 沖津 陽子会員(徳島県阿波市立市場小学校教諭)より「日本の音楽を味わおう-《春の海》の鑑賞を通して-」と題した授業実践報告があった。
 「主体的・対話的で深い学び」を促す授業により音楽を深く味わおうとする子どもを育てることをねらった実践である。全5時間計画の第4時「《春の海》のなかの部分を聴き、曲想およびその変化を感じ取る」の実際が報告された。45分授業を15分単位で3分割し、はじめの部分では旋律の歌唱や楽器の絵カードの操作によって箏と尺八の「かけ合い」に着目させた。なかの部分では、聴き取ったことと感じ取ったことをグループの友達に伝える活動によって、聴いて確かめたり自分と友達の似ているところや違うところを見つけたりした。終わりの部分では、グループでの話合いを全体で共有した。参加者からは、知覚と感受をかかわらせることによって子どもが個々に豊かなイメージがもてていることへの成果、6年間を通した取り組みについての質問や成果などの意見が出た。
  ②研究報告
 藤本 壮非会員(鳴門教育大学教職大学院生)より「生徒の主体的活動の連続をはかる高等学校音楽科の授業デザイン」と題した研究報告があった。
  高等学校において生徒が主体的に取り組める鑑賞の授業を研究課題とし、先行研究を手がかりに整理された要件より、歌唱活動を取り入れた鑑賞授業のプログラム案が提案された。高校1年生を対象とし、ミュージカル「キャッツ」より《メモリー》を教材とした単元「ミュージカルの旋律の特徴を理解してミュージカルの音楽を楽しもう」である。発表では「メモリー」の映像が提示された。参加者からは、表現と鑑賞の一体化による成果が期待されること、ストーリーやこのミュージカルができた背景など文化的背景をどう扱うかなどの意見が出た。
 ③支部プロジェクトに向けた内容の検討
  支部プロジェクトの発表内容を検討した。zoomによるオンライン開催となったため、仮説生成模擬授業は実施せず、阿波踊りの囃子詞創作授業について、指導計画や学習活動の説明、教材となる《阿波踊り》の文化的側面についてのプレゼン、ブレークアウトセッションによる話合いと意見交流、授業の実践報告を行うことを確認した。また、それぞれの内容について担当者からおおまかな内容の説明があった。そして、本番に向けての準備について確認した。

 初めてのオンライン開催であったが、積極的な参加があり、意見交流も活発になされた。全国大会での支部プロジェクトに向けて、今後会員の協力を得ながら準備を進めていきたい。


第14回 四国支部例会
1 日時 2021年3月21日(日)13:30~16:30
2 場所 鳴門教育大学芸術棟D201
3 参加者 小学校4名 中学校1名 大学院生1名 大学1名 (うち2名はオンライン参加)
4 内容 
 ①支部プロジェクトに向けた阿波踊りの囃子詞創作授業の実践報告
 昨年度の例会で行った仮説生成模擬授業で検討した内容をもとに徳島 県吉野川市立知恵島小学校5年生14名を対象に清水美穂会員が授業実践したことを報告した。参加者からは、文化的側面はともすれば知識の伝 達になりがちで時間もかかるが、郷土の音楽を教材にした場合には外せ ない、他教科との関連も考慮し音楽科で扱う内容を精選すること、文化 的側面の内容を子供たち自身が生活経験等と重ねて捉える時間をとるこ となどの意見が聞かれた。
 ②コロナ禍における音楽科授業等の情報交換
 まず、岸直美非会員(鳴門教育大学教職大学院生)から「高等学校音楽科における主体的に活動に取り組む生徒の育成-創造的問題解決を目指す創作の授業構想と実践-」と題した学習成果発表があった。生徒が主体的に学ぶ音楽科授業として創造的問題解決の実現を目指した創作の授業「水を使って音楽をつくろう」の実践が報告された。意見交流では、水を素材とした理由やグループの個々のイメージがグループとして1つのイメージになる過程について質問があった。また、水は没頭できて自由に活動できる素材であり、表現の多様性や多面的思考が引き出せるという声が聞かれた。
 次に、コロナ禍における音楽科授業について情報交を行った。どの現場でも活動が制限されている様子がうかがえた。特に、歌唱や合唱の活動は制限され、合奏のみを行う学校や、換気に気を付け、かなりの距離をとって合唱の授業を行うという学校があった。また、岡橋智栄美会員(香川大学附属高松小学校)からは、休校期間中に学校から家庭に配信 した音楽科授業の動画が示された  


第13回 四国支部例会
1 日時 2020年2月24日(祝・月)13:30~16:30
2 場所 鳴門教育大学芸術棟D301
3 内容 
 仮説生成模擬授業
   「郷土の音楽(阿波踊り)を教材とした音楽科授業」
      ー授業デザインに文化的側面を位置づけてー
     
 


第12回 四国支部例会
1 日時 2019年3月21日(日)13:30~16:30
2 場所 鳴門教育大学芸術棟D201

3 内容 
 (1)実践発表
   発表者 岡橋智栄美 会員(高松市亀阜小学校教諭)
      主体的・対話的で深い学びの実現にむけて
       第6学年 鑑賞「バイオリンとピアノのためのソナタ 第4楽章(フランク作曲)
 


  第11回 四国支部例会
1 日時 2018年2月25日(日)13:00~16:30
2 場所 徳島県吉野川市立知恵島小学校 図書室
3 内容 和楽器(箏・三味線)を用いた表現(器楽・創作)の模擬授業
 ※徳島県邦楽協会、教材作成研究委員会編著「教員と実演家の協働による日本伝統音楽の
  教材開発」を用いて模擬授業を行い、授業実践につなげるための意見交換を行う。


第10回 四国支部例会
1 日時 2017年2月26日(日)13:00~16:30
2 場所 徳島県総合教育センター3階研修室2
3 内容 生成の原理による模擬授業
 (1)小学校高学年 歌唱
   「旋律の重なりを感じて歌い方を工夫しよう」
   授業者 阿南市立桑野小学校 米田幸子教諭
    「君をのせて」を教材に、2つの旋律が部分によっていろいろな重なり方になっている
   ことに気付き、重なり方による感じの違いを捉えて合唱する授業。
 (2)中学校 鑑賞
   「歌舞伎に親しもう」
   授業者 三好市立山城中学校 武田有加里教諭
   歌舞伎「勧進帳」より3つの場面において、それぞれの曲想を感受し、諸要素を知覚する
   ことで、歌舞伎の音楽の特徴を捉える授業。

 


第9回四国支部例会
1 日時 2016年3月13日(日)13:00~17:00
2 場所 鳴門教育大学 芸術棟2階 D201講義室
3 内容:論文内容を手がかりにして、音楽授業の実践について語り合った
 (1)博士論文(川北雅子)
   阿波人形浄瑠璃の教材としての可能性を哲学的、分析的、実践的に考察した精緻な研究。
   前年の秋に博士論文として承認された。音楽による人間形成と音楽文化の伝達・創造につ
   いて、意見を交わし合った。
 (2)修士論文(河野真紀)
   学級担任に期待される音楽の授業像を求め、音楽の教科指導と生徒指導を総合的にとらえ
   た授業の構想と実技を試みた貴重な研究。日々の実践と関わらせて語り合った。
 (3)修士論文(藤田有紀)
   子どもたちの主体的な学びを呼び起こすために教師に求められる媒介的指導についての哲
   学的、実践的な研究。特に、教師の発問のあり方や構想について語り合った。


第8回四国支部例会
1 日時 2015年3月21日(日)13:00~17:00
2 場所 鳴門教育大学
3 内容
 (1)テーマ「音楽授業の構想と実践に関する研究会―模擬授業を通して発問の方法を考える―」
 (2)模擬授業
  小学校高学年グループ:「星とたんぽぽ」
  小学校中学年グループ:「もみじ」


第7回四国支部例会

1 日時 2014年3月16日(日)13:00~17:00
2 場所 鳴門教育大学
3 内容
 (1)テーマ「音楽授業の構想と実践に関する研究会―模擬授業を通して発問の方法を考える―」
 (2)模擬授業
  小学校低中学年グループ:「春の小川」
  小学校高学年グループ:「こいのぼり」


第6回四国支部例会

1 日時 2013年3月2日(土)13:30~17:30
2 場所 鳴門教育大学
3 内容
 (1)テーマ「音楽授業の構想と実践に関する研究会―模擬授業を通して学習指導の方法
  を考える―」
 (2)インスタント模擬授業の構想と協議
  場面設定「小学校と中学校の2つのグループに分かれ、教材を特定して教材研究を行い、
        15分程度のマイクロティーチングの授業場面を構想し、ティームティーチングで実
        践する」


第5回四国支部例会
1 日時 2012年3月10日(土)14:00~17:00
2 場所 鳴門教育大学
3 内容
 (1)テーマ「音楽授業の構想と実践に関する研究会―問いかけと語りかけに着目して―」
 (2)インスタント模擬授業の構想と協議
  場面設定「指導者の手もとに教材となる楽譜が一つあるだけで、プリント、ピアノ、黒板、
        オーディオ機器等が一切ない環境で歌唱指導を試みる」
 


第4回四国支部例会
1 日時 2011年3月19日(土)13:00~17:00
2 場所 鳴門教育大学
3 内容
(1)テーマ「音楽授業の構想と実践に関する研究会―インスタント模擬授業を通して―」
 音楽の学習の活性化を促す言語活動の意味と留意点に関しての概説
                                     長島真人(鳴門教育大学)
(2)インスタント模擬授業の構想と協議
 小学校低中学年グループ:「さくらさくら」
 小学校高学年・中高等学校グループ:「赤とんぼ」


第3回四国支部例会
1 日時 2010年12月19日(土) 13:00~
2 場所 鳴門教育大学
3 内容
 (1)模擬授業1
 「音楽鑑賞指導における言語活動の活用」 森本祥子(鳴門教育大学附属中学校)
 (2)模擬授業2
 「高学年の子どもたちの授業場面を想定した器楽指導の模擬授業」
                           島田郁子(徳島市論田小学校)


第2回四国支部例会
1 日時 2009年3月14日(土) 13:00~
2 場所 鳴門教育大学
3 内容
Ⅰ 事例報告
 (1)「子どもたちの学習状況や生活の状況をふまえた音楽授業の構想と実践―「日本の音楽
   に親しもう」(5年生)の実践を通して―」
                                  上田光江(小松島市千代小学校)
 (2)「子どもの学びを拓く音楽科単元学習の構想と実践の試み(2)―単元「歌いつがれてきた
  日本のうた」(6年生)―」
                                  島田郁子(徳島市論田小学校)
 (3)「音楽授業の構想と実践に関する事例報告―音楽科単元学習の可能性をめぐって―」
                                 森本祥子(鳴門教育大学附属中学校)


第1回四国支部例会

1 日時  2008年2月16日(土)
2 場所  鳴門教育大学
3 内容 
Ⅰ 修士論文発表
 (1)「子どもの学びを拓く音楽授業の構想と実践に関する研究:
        小学校高学年音楽科における単元学習の特性と指導方法の開発を中心に」
                                  島田郁子(鳴門教育大学大学院)
 (2)「『感性的認識』を重視した児童の学力育成に関する研究(1):総合的な学習における
   「構成的 音楽表現」の実践を中心にして」
                                  米田幸子(鳴門教育大学大学院)
Ⅱ ワークショップ 「からだと声のワークショップ:野口体操を視座に」
                                  頃安利秀

日本学校音楽教育実践学会

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鳴門教育大学大学院 学校教育研究科
鉄口研究室気付
日本学校音楽教育実践学会事務局

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