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教師を育て、音楽授業を創造する場 Japan Association for the Study of School Music Education Plactice

研究大会

 

設立20周年記念シンポジウム


 日時:2014年5月7日(土) 13時〜16時30分

 会場:文京シビックホール 
    
 シンポジウムの趣旨:
 平成18年に教育基本法が改正され、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う」ということが法に明確に位置付けられた。それ以降、音楽科の学習指導要領にも、我が国や郷土の伝統音楽に関する指導の充実が明記され、全国各地でその取り組みが推進されてきているところである。

 そして現在、次期学習指導要領の改訂の柱の一つに「伝統文化に関する教育の充実」が挙げられており、今後の教育改革の方向性を考えるとき、日本の伝統や文化に関する教育のより一層の充実が求められていくことは明らかである。

 本学会では、2001年より理論と実践の両側面から伝統音楽教育に関するカリキュラム開発を行い、数多くの授業実践を蓄積してきたところであるが、今回、学会設立20周年を機に、本学会におけるこれまでの研究実績を体系的かつ実践的に報告し、伝統音楽教育を実践するための内容と方法を具体的に示すとともに、日本の伝統や文化に関する教育の今後のあり方について幅広い視野から考えていきたいと考え、本シンポジウムを開催することとした。


 内容:
 (1)基調講演 「学校教育における伝統文化の指導」−伝統音楽の扱いを巡って−
            合田哲雄(文部科学省教育課程課長)     

 (2)基調報告

  「学校における伝統音楽教育の内容と方法」

   ・伝統音楽カリキュラムの成果報告

     清村百合子(京都教育大学)

    ・伝統音楽の授業実践の紹介

   小学校歌唱「わらべうた」: 小川由美(琉球大学)

   小学校器楽「箏」

   小学校音楽づくり「相撲甚句」: 椿本恵子(大阪教育大学附属平野小学校)

   中学校鑑賞「ねぶた囃子」: 田村博子(札幌市立西岡中学校)

   高等学校創作「百人一首」:  山本伸子(大阪府立夕陽丘高等学校)

   小学校特別支援学級「生活のうた」: 井上 薫(藤井寺市立道明寺南小学校)

  
  (3)シンポジウム
「現代に生きる日本の伝統文化の特性」
      シンポジスト:笹岡隆甫(華道家)
             吉岡幸雄(染織史家)
             西村 朗(現代音楽作曲家)
             伊野義博(新潟大学)
             大熊信彦(群馬県総合教育センター)
      司    会:宮下俊也(奈良教育大学)
              松本絵美子(文京区立柳町小学校) 

 主催:日本学校音楽教育実践学会
 後援:文京区教育委員会・大阪成蹊大学
 
       

日本学校音楽教育実践学会

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